食中毒にご用心!気を付けるべき食品の保存方法~野菜編~
野菜食中毒の原因は?

サラダや生野菜に付着しやすい病因菌は、主に「カンピロバクター」、「病原大腸菌」、「エルシニア」など、発熱や腹痛、下痢、嘔吐などの健康被害を伴います。
野菜が汚染される原因は、栽培中は土壌や肥料中に存在する微生物から、野鳥や野生動物からの汚染があります。また、収穫後は保存するための容器から、調理中の器具や調理場からの汚染も考えられます。
冷蔵庫での保存方法にも問題あり!

「今日使おう!」と思った野菜が、色が変わり、しわしわでもう食べられなかった・・・。そんな経験をされた方も多いのではないでしょうか。
原因としては、冷蔵庫の設定温度が適温でなかったり、棚に食材をぎゅうぎゅう詰めに入れていたり。また、最悪の場合は冷蔵庫の保管中に、食肉や魚介類の水滴などで汚染されて食中毒の原因を作ってしまう場合があります。食中毒を予防し、おいしく野菜を食べるためにも、衛生管理を徹底して正しく保存する必要があります。
野菜の正しい保存方法

覚えておきたいのは、「野菜は収穫後も生きている」ということです。
食材自体を休眠状態にして、余計な養分やエネルギーを使わせてはいけません。買った野菜を長く、美味しく食べるための一番の秘訣は、「野菜が育った環境に近い環境で保存すること」です。例えば、原産地が熱帯などの高温地帯の野菜は、低温環境に弱いために冷蔵庫での保存は向きません。よく使うお野菜に関して、下に簡単にまとめましたのでぜひ参考にしてみて下さい。
芯のある野菜はくり抜いて保存
立ち野菜は立てて保存
葉つき野菜はすぐに葉を落とす
泥つきの野菜はそのままで
さいごに
食材の知識を深めるために、こちらの記事もオススメです。あわせてご覧ください。
・サラダ及び生野菜を摂取することで観戦しやすい原因物質|公益社団法人日本食品衛生協会
http://www.n-shokuei.jp/eisei/refrigerator_page/08.html
・第4回:野菜、果物による食中毒について(その1)|
食品衛生のトータルサイトへようこそ!sanitation|サラヤ株式会社 企業法人向け
https://pro.saraya.com/sanitation/column/kobayashi/kobayashi04.html
・野菜の保存方法について|果菜|営農情報|JA倉敷かさや
https://www.ja-hareoka.or.jp/